雪道の歩きかた 〜【雪が降らないエリアの人向け】
2018/01/22
写真のとおり、白く圧雪路面となりましたので、これはこれで珍しいほどの降雪量となりました。
さて、ここでおせっかいというかなんというか。雪国の人はどうやって歩いているんだ? という疑問にお応えというかアドバイスというか、やはりおせっかいというか。
雪道の歩き方を伝授してみる
僕が22~3歳まで暮らした北海道での生活を思い出しながら書いてみようと思います。
・後ろに転ぶ人
まず、何も考えていない人ですね(笑)。水が変質したものが路面との間にあるにも関わらず、乾燥したアスファルトと変わらない感覚で歩を進めようとする人ですね。これは、慎重にあるければそうそう転ぶことはありません。
・前や横に転ぶ人
ポケットから手を出しましょう。人間は普段から手でバランスをとっています。
・そうじゃなくてどうすれば効率良く歩けるんだよ! という人
はい、冗談はそれくらいにして。
具体的な足の動かしかたは? 少し前側荷重を意識する
歩き始めて、カカトから着地すること自体はかわらないんですが、すぐに足の親指の付け根あたり〜指の付け根全般、肉の厚い部分に重心を移動させます。
おそらく、普段はカカトから着地して、身体が前に行くまでベタッと足の裏全体が地面についていると思います。それを早いタイミングでやる感じですね。
そうするとどうなるかというと、少し上に跳ねるような歩き方になると思います。さらに小股になって、少し早歩きの状態になるのではないでしょうか。身体も垂直に保つような姿勢になります。
同時に、足の指(前方)で、路面を掴むような動作も加えることができるので、滑る状態を早く察知することが可能となるかと思います。
小股が吉
上に跳ねるような動作になることによって、シューズの横(水平)方向への滑りが発生しづらくなり、また、小股になることによって滑っても反対側の足が早く着地するので、滑りながらでも進みます。これがコワくない要因にもなります。
もう少し説明すると、反対の足を前に出すとき、後ろに行く足も浮かせるイメージですね。この残った重心が原因で滑るケースも多いと思います。なので、前に足をだしつつ、後ろの足を抜く(浮いたつもり)。実際には、自分がわかるくらい微妙な力の抜き具合で十分かと思います。
これができるようになると、メチャクチャ早く歩けるようになりますが、転ぶときは転びます(笑)。
全ては感覚なので、足の裏のセンサーをフル稼働させて、無理せず歩きましょう。
踏みしめる感覚も大事
新雪のときはそれがわかりやすかったりするので、キュッキュッという感じで踏みしめてみると滑り出しの感覚が掴めると思います。
北海道など、雪深い地域になるとフカフカの新雪の下がツルッツルのアイスバーンで、埋もれながら転ぶこともあったりします。
今回は、普段雪のないエリアに住んでいる方むけに書いてみました。
まだまだ春までは時間がありますので、九州など西日本でも降雪があるかもしれません。雪が積もった時は、この記事の内容を思い出してみてください。
まあ、僕も北海道に帰省したらコケそうになるんですけどね……。
それでは!