テープ起こしに便利なMac用アプリ:AudioNote
ライターという職業柄、
よくインタビューをします。
メモをとるのはもちろんなんですが、録音もします。
今ではiPhoneにレコーダーアプリなんて入れると使い勝手の良い
ICレコーダー代わりにもなるほど便利です。
ただ……。
あとで原稿を執筆する時に、「テープ起こし」が必要な場合があります。
会話の内容をページに載せる作業となります。
もちろん、読者が読みやすいようにアレンジはしますけどね。
そのテープ起こしが、なかなか面倒なんですね。
イヤホンを聞きながらテキストファイルに打ち込み。
ちょっと聞いては止めて、となにかしらのボタンを押す動作が必要です。
キーボードでは文章、レコーダーは停止・再生、忙しく手を動かさなければなりません。ちょっとでも聞き取りづらいと、少し巻き戻したり大変です。
そんなこんなで、
先日の取材ではiPad Airに「AidioNote」というアプリを入れて使ってみました。
※購入時は500円。
ひとまず、録音さえできればと思い、取材当日使ってみました。
iPadなので、長時間のインタビューでもバッテリーを気にせずできるだろう、
くらいにしか考えてなかったのです。
取材後、
数日経って、「そろそろ文字に起こしておかないとな」と思い、
iPad Airにイヤフォンをジャックに挿し、Macにてテキストファイルを開きました。
そもそも、このアプリには
録音しながら、文字を打ち込める機能があります。
例えば、気になったタイミングで目印となる言葉を書き込むと、
タイムスタンプ機能と共にテキストが打てるので、
「〇〇分くらいに、話の内容がAからBに変わった」という、目印ともなり、
便利、と思いました。
このアプリの魅力はここまでで半分くらいでしょうか。
まだ、続きます。
アプリレビューを見てみると、
「Mac用もある」と発見しました。
さすがに執筆をiPad Airのソフトウェアキーボードで行うのは時間がかかりすぎます。
なので、取材データをMacに移しての作業をしてみようと思いました。
ようやっと、使用画面です。
簡単ではありますが、注釈をつけてみました。
上からレベルメーター、録音ボタン、文字入力メニュー(写真も挿入可能)、
テキストスペース、下には調整可能のパームガードがあり、
触っても誤動作しない配慮が嬉しいです。
AirDropを始め、iTunesや各種クラウドアプリへの共有が可能です。
自分はGoogleドライブ経由でMacにファイルを移行し作業しました。
さて、一体どこが便利なんだと、思う方もいると思いますので、
自分なりの良かったポイントを。
それは、
「同一アプリ内で作業を完結可能」という事。
音源の再生・停止を繰り返すと、
文字を打っている作業とは別の動きが入ってくるので、
いい感じのスピードで打っていると、停止ボタンを押すのに凄い抵抗があるのです。
このアプリは「⌘+リターン」で音源の再生・停止が出来ます。
Macを使っている方は、ちょっと手の動きをやってみてください。
手や指の移動が少ない事に気がつくと思います。
iTunesに音源を流して、キーボードの再生ボタンを押したり、
他のアプリで自在にキーを設定できるやり方もあるようですが、
思ったよりも自分にピッタリなアプリを発見したので、
しばらく使ってみようと思います。
最後に……
この記事を書いていて気づいたのですが、
MacBook Airや、MacBook Proだけで完結できますよね。
そうなると、ファイルの移動もしなくて良いと。
今度の取材ではMacBook Airでやってみたいと思います。