あえて古いやり方でワックス掛けしてみよう(前編:下地作り)
みなさん、愛車のお手入れどうされてますか?
自宅でオイル交換までされる方もいると思いますが、現代の住宅事情では諦める人の方が多いかと思います。自分もその一人です。
年齢を重ねていくと「もう、お店に任せちゃおうかな」なんて気持ちも出てきますね。自然な事だと思います。その分、違う事に時間が使えますし。
個人的な話ですが(そもそも、ブログって個人的な事を綴る場ですね)、
ガソリンスタンド勤務が長かった私としては、昨年購入した中古のプジョー206SWのボディコーティングくらいは自分でやるぞ! と心に決めていたのです。
決めてから早半年……。
現在の環境としては、近所の大きなガソリンスタンドに洗車場があり、ゆったりと洗えるので、そこに気に入って通っています。
今回は、「洗う」より少し踏み込んで「磨く」事にチャレンジし、
下地作りをしてみたいと思います。昔はこれが仕事だったんです。
尚、今はもっと進んだアイテムや方法が沢山あるはずなので、内容的には古典的な感じかと思います。
今回の行程は、
【1】ピッチクリーナーでタール状の汚れを落とす
【2】専用粘土でボディに刺さった鉄粉取り
の2行程。次回予定の後編では固形ワックスで艶だしコーティング作業して終了、
と考えてます。
それでは、スタート!
こんなアイテムを使いますが、見た事あるでしょうか?
手前が俗にいう「トラップ粘土」、奥がピッチクリーナーです。
ホームセンターで売っています。どちらも500円前後で手に入ると思います。
早速、作業を始めます。薄いビニール手袋を履きましょう
ーーー履きましょう:北海道弁では手袋を履くと言います。ーーー
(1)まずは普通に水洗い。
(2)ピッチクリーナーを吹きかける
石油系溶剤なので、長時間の放置は塗装面を痛める恐れがあります。
ある程度、時間が経ったらスポンジでこすっていきます。
(3)ボディを触りながら(状態を確かめながら)塗装面をこすります。
※黒い樹脂バンパーなどは避けたほうが良いかもしれません。
変質してしまう恐れがあります。
手前側の水滴が白っぽくなっているのが解りますか?
こんな力加減。
塗装面を全てこすり終えたら、さっと流しましょう。
(4)粘土の準備(鉄粉取り)
繰り返し使用できる物なので、大事に使いましょう。
ある程度、揉んで使いやすい(持ちやすい)カタチにしておきましょう。グニグニ。
(5)濡らしながら、触りながらこすります。
写真だけだとわかりづらいのですが、
結構、強い力が必要です。
注意点は常に塗装面を「濡らしながら」です。
乾いた状態でボディに触ってしまうと傷がついてしまいます。先ほどのピッチクリーナーを吹きかけてこする場面でも、ボディ表面は少し湿っていたほうが良いと思います。
水の膜の上を滑らすようにこすっていきます。
すると、ビニール手袋越しにザラザラしている鉄粉がとれていくのがわかります。
定期的に粘土の新しい面を出すために、揉み込んでキレイな面を出しながら作業作業を続けます。
作業はここまで
こうして、ボディを一周するとワックスのノリが良い下地が出来上がります。
アイテム代と、洗車場の使用代(水代)を合算するとおおよそ2000円弱くらい。
同内容の作業を専門業者にお願いするとコーティングまでやっていただいて数万円ほど。もちろん、業者さんが施行するコーティング内容や仕上がりは素晴らしい仕上がりです。長く保つし。
ミニバンなど、背が高く面積の広い車両だとかなりの重労働ですよね。
お父さんはそんな体力があったら子供と遊ばなくてはいけません。自分は……汗。
〜コーティングする意味って? 〜
コーティングが効いている車は汚れ落としもそれほど大変じゃなくなりますし、
スタンドのワックス洗車とか中途半端に高くて、雨が降ったらワックスとれちゃうような水ワックス洗車も必要ありません。
正直、自分も業者さんに出したい(笑)。
こうして、自分でできる事には限界がありますが、自分でワックス掛けをする、という行為はマイカーに愛着が湧くステキな行為だと思うのです。
最後に
ちょっと、昔を懐かしんでみた、という行為でしたが、
みなさんの自家用車とのつきあい方はどんな感じですか?
カーグッズ量販店に行くと、様々な便利グッズが並んでいますが、それらのインプレッションも楽しそうだと思いますので、それはおいおいしてみたいと思います。
次回後編でどこまで見た目が変わるか自分も楽しみです。
ご期待下さい!