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福岡と東京をいったりきたり

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はじめてノーギャラでも良いとおもったはなし

      2014/06/23

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先日、某撮影現場にお手伝いに行きました。

私の普段のお仕事は雑誌の取材だったり、書籍の編集だったり、
関わる人間は、現場にはそれほど多くありません。
もともとそういう規模だし、景気が悪くて人員削減せざるを得ない、というのもあります。

言ってしまえば、疲弊し続ける分野ともいえます。
ほんとに心から好きで安い給料でやっているか、仕方なく続けているかのどちらか。
それも、企業に属しているのかフリーランスかでも、また違います。

じゃあ、あんたはどうなの、と言われれば、
好きだけど、フリーランスでやっている不安定さを覚悟してやっているので、他の事もやってみたい、と思っています。で、色々検討中。

また、前置きが長くなりましたが、とにかくスチール撮影ではなくてムービーの現場にいってきました。ドラマの撮影とかよくテレビで見ますよね。多くのスタッフがせわしなく動き回っている様子で。その規模とはちょっと違うけどきちんとしたプロの現場でした。

そこで感じた素直な感想を。
自分たちで仕事の価値を高め合っている”なと。
動くお金も大きいですが、それぞれの分野に別れて、それぞれがプロフェッショナルの仕事をこなす。想像すればできるのだけど、至近距離で見れたことは自分にとって大変大きかった。

プロデューサー・監督・カメラマン・カメラ助手・助監督・音声・照明・メイク・俳優・クライアント・広告代理店などなど、多くの人間がひとつの画に向かって同時に動く様は貴重な体験でした。そこでタイトルの言葉となります。

規模が大きい分、動いているお金も大きくて、関わる人数も多くて、
手間も大きくて、先輩はユーモアで場を和ませ、締めるところはピシっと締める。若者はそんなところを見てないふりをして技や心を盗む。
現場にいる若いスタッフがそう思っているのかはわからないけど、それはまた別の話。

新鮮だったから、というのもあるのかもしれないけど、
なにがなんでも安く安く済ませようとしている紙媒体の現場とくらべてしまうと
色々、羨ましいとも感じた。そりゃ中でやってる人も「やってられない」と思ってる人も居るかもしれないけど。

自分のやっている事が嫌だな、という事ではなくて、
異業種でも素晴らしい仕事を体感したのだから、自分の生き方や仕事、他人との接し方が自然と色々、かわるはずだと思ってます。いい方向にね。

となりの芝生はマジで青かった、という話
だから自分の庭もがんばろう!

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